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中途入社からわずか2年で執行役員へ──。
この異例ともいえるスピード感の背景には、宮田さんが持ち続けてきた「挑戦する姿勢」と「価値観」がありました。前職でのキャリア、転職の決断、エスプールでの取り組み、そして今後の展望。その一つひとつに「中途でも経営の中核で活躍できる環境」が映し出されています。
2020年11月 中途入社
接客販売系(SA事業部)営業マネージャーとして入社
2022年12月 SA事業部 事業部長(執行役員) 就任
2024年6月 支店統括本部 本部長(執行役員) 就任
9拠点10支店の支店統括・運営責任に携わる。
新卒で接客・販売系に特化した派遣会社に入社し、約11年間勤めました。入社時は100名ほどの小さな会社でしたが、退社する頃には500名規模にまで成長。自分自身も、現場営業からマネジメント、人事副部長まで幅広く経験しました。
「もっと自分の可能性を試したい」という想いが一番でした。新卒からずっと同じ会社にいたため、自分がどこまで通用するのかを知りたかったんです。当時はコロナ禍でリスクも大きく、周囲からは「今じゃない」と反対もされました。それでも、あえて挑戦する道を選びました。

前職のつながりから紹介を受け、まずはエスプールプラス(SPP)の中途面談を受けました。その際、人事から「ヒューマンソリューションズ(以降SHS)の方が宮田さんの経験を活かせる」と提案され、SHSに入社することになりました。振り返れば、このマッチング自体が“人を適材適所で活かす”エスプールらしさを象徴していたと思います。
SA(セールスアシスト)事業部の営業マネージャーです。「接客・販売系の売上を伸ばしてほしい」というミッションを与えられました。
会社全体の売上の約8割はコールセンター案件で、接客・販売系は伸び悩んでいました。原因は案件数の不足ではなく、人材マッチングの精度にありました。コールセンターと違い、接客・販売の現場では「第一印象」や「立ち居振る舞い」も成果を左右します。しかし当時は同じ基準で派遣していたため、定着率や成果につながりにくかったのです。

営業が条件交渉を丁寧に行い、コーディネーターがスタッフに仕事を紹介する際の説明を工夫するなど、一つひとつのプロセスを見直しました。すぐに成果が出るわけではありませんでしたが、着実にマッチング率は向上し、売上も安定的に伸び始めました。
自社スタッフ派遣率の高さです。エスプールでは9割が自社スタッフで、協力会社頼みだった前職との違いは大きな衝撃でした。さらに「任せる文化」が根付いており、若手でも大きな裁量をもって挑戦できる環境があるのは大きな魅力だと感じました。
こうした経験を重ねる中で、改めて自分が成果を出す上で大切にしてきた価値観が明確になっていきました。
前職から持ち続けている考え方です。「できない理由」ではなく「できる方法」を探し続ける。難しい状況でも「こうすればできるのではないか」と打開策を考え抜くことで、実績を積み重ねてきました。
「やる・やらない」の二択ではなく、「なぜそれをやるのか」という目的を常に明確にします。顧客が何を期待しているのか、何を成し遂げたいのかを理解し、その本質に沿ったアクションを取ることが成果につながると考えています。
誰かのせい、市場のせいにするのは簡単です。しかし最終的には自分の責任だと捉え、できることをすべて実行する。この姿勢を貫くことで、状況に左右されず成果を出すことができると考えています。

入社時から「1年で執行役員になる」と決めていました。成果を出すのはもちろん、組織に影響を与え、全体として成果を上げることを常に意識してきました。その積み重ねが評価され、2022年12月に執行役員へ就任しました。
大きくは3つです。
特に「人を育てること」には力を入れています。エスプールでは30代前半の若い支店長が多く、指示を待つのではなく、自分で考えて動けるリーダーに成長してほしいと考えています。

支店長会議では、ディスカッションをする時間を設けています。自分たちで課題を整理し、解決策を出す場にすることで、指示待ちではなく「自分たちで考えて動く」意識を高めています。
さらに、現状の支店運営にとらわれず、新しい取り組みやアプローチを積極的に提案してもらうようにしています。微調整は必要ですが、基本的には提案された案を実行してもらっています。
「やらされる仕事」から「自分たちでやる仕事」へと意識を変えることが、組織全体の力を底上げすると信じています。
一つはDX推進です。AIを活用して求職者へのアプローチを効率化したり、営業活動を強化したり。現場の負担を減らし、もっとクリエイティブな提案に力を注げるようにしたい。
もう一つは、接客・販売系の専門支店を立ち上げること。中長期的にはこの領域の売上を大きく伸ばし、事業の柱にしていきたいと考えています。

少子高齢化の影響で人材不足はさらに深刻化していきます。コールセンターなど一部業務は縮小する可能性もあるでしょう。その中で重要なのは「選ばれる組織」であること。単なる人材供給ではなく、クライアントのパートナーとして課題解決に寄り添える存在になることが求められています。
エスプールには「挑戦を応援するカルチャー」があります。私自身、中途入社から2年で執行役員になれたのも、この環境があったからです。
伝えたいのは「自分の価値観を持ち続けてほしい」ということ。環境に合わせるだけでなく、自分の信念を軸に動けば、その価値観が活きる場所は必ずあります。もし迷っているなら、まずは一歩を踏み出してみてください。その一歩が、想像以上の成長や挑戦につながるはずです。
