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エスプールセールスサポートでのアルバイト経験を経て、2018年に入社した串田さん。労務業務やデザイン業務など、そのときどきで求められることに真摯に対応しつつ、キャリアアップのために“キャリチャレ※”を活用。現在はグループサポート部内の2つの課の課長として、メンバー自身の「できる」と、組織としての「欲しい!」をつなぎ合わせる仕事の仕方を模索中だと言います。今回のインタビューでは、そんな串田さんの経歴や仕事に対する想いなどについて話を伺いました。
※「キャリアチャレンジ制度」(社内公募制度)
グループ内の会社で募集が出ていればどの職種に異動希望を出すことが可能で、社員と希望先の合意がなされればキャリアが変更できる制度。自身のキャリアアップやキャリアチェンジなど、様々なタイミングで社内求人に応募できる仕組み。
愛知県出身、神奈川在住。美術系の大学院修了後、図書館や書籍のデザイン会社を経て2018年にエスプールセールスサポートに中途入社。
現在はエスプールグループ内で異動し、クリエイティブとコミュニケーション促進に携わる。
美術系の大学院を修了したあとに図書館で働いていました。読み聞かせや講座企画に携わっていたのですが、次第に「書籍自体をデザインしたい」という想いが強くなり、書籍デザインの会社へ転職したんです。
エディトリアルデザイナーとして、その書籍にあったレイアウト(本文のフォントや余白)デザインや紙を選んだりといった仕事をしていました。やりがいを感じていたのですが、働き方についてギャップを感じるようになり退職。
図書館勤務に戻り、並行して2016年からエスプールセールスサポートでのアルバイトを始めることになりました。
図書館勤務とアルバイトの二足のわらじを履くなか、「このままでいいのかな」と将来について考えるようになりました。そんなとき当時の現場社員の方が正社員として働く道を提案してくださり、会社のみなさんも良い方ばかりだったため、入社する決意をしました。
そうですね。最初は現場経験を活かして、スタッフのシフト反映から給与処理・勤怠締めなど労務業務全般を行っていましたが、そのうち自分の経歴を覚えてくれていた上司から、デザインの依頼を受けるようになったんです。
販促バナーやPOPを作ったり、横断幕を作ったり…。前職でやったことのない業務だったので戸惑うこともありましたが、デザインの知識やスキルを活かせるのは嬉しかったです!
はい。媒体は変われど、人に何かの行動を起こさせる、必要な情報を伝えるためにどうしたらいいか考えるという部分は変わらないので、段々と楽しくデザインをするようになっていきました。
デザインの仕事をしていく内に「デザインの幅を広げてスキルアップしたい」「全社にデザインの力でアプローチしたい」と思うようになったのがきっかけです。
ありましたね。私の場合「やりたい!」という気持ちの変化だけでは制度の利用に至らなかったかもしれませんが、部署を飛び越えて相談が来るようになり、自分のスキルが求められることを実感して「グループ全体に対して、私が何かできることがあるかも」と思えたことが後押しになりました。
はい。私の場合は、「グループ全体に対してデザインの力で貢献したい」という気持ちが固まっていたため決まっていました。
「こういうことがやりたい」「キャリアアップ、キャリアチェンジに悩んでいる」と問い合わせれば、人事の方が相談に乗ってくださいますし、必要があれば、候補の部署の担当者や上長と引き合わせてくれます。
現在私が所属しているグループサポート部は、グループに対して独自の視点やスキルで、価値あるサポートを提供するチームです。
様々な職能のメンバーが集まって、グループの各社から依頼された制作物を作成したり、インナーコミュニケーションを促進したり、グループ内の業務改善やDX推進などを行っています。
異動当初は、営業資料のデザインや簡単なWebデザイン、チラシなどのグラフィックデザイン、ノベルティデザインなどを担当していました。
事業担当者と、最適解を考えながらクリエイティブの技術を活かせたのは非常に良い経験になりましたね。
そうですね。また、インナーコミュニケーションを活性化させるような取り組みを行ったり、社内アプリで記事を書いたりなど、“デザイン制作”と一口では言えないような、会社全体をサポートするような業務もするようになっていきました。
これまでやってきた業務の傍ら、2024年3月からは課長職としてマネジメントをする立場になりました。
物事をどんどん進めていくパワフルなドライバータイプに憧れる反面、私は事業部から求められていることと、実際に手を動かす人の考えや視点を見ることのできる視点からメンバーとの対話や相談を大切にするサーヴァントリーダーシップを意識し、メンバーの“やりたいこと”と、社内から”事業成長のために求められていること”を繋ぐイメージで仕事をしています。
はい。これまでは自分の視点のみで物事を考えていた気がしますが、広く物事を見ることが少しずつできるようになってきたように思います。“部署として存在意義を発揮していかなければならない”という今後の課題も見えてきました。
まずは相手を知ることが重要だと考えています。ただ依頼を受けるだけでなく、自身から情報を集めにいって貢献できるところを探すことが必要となってくるため、従業員同士のコミュニケーション促進、健康経営の観点で社員食堂やフリードリンク制度の運営や、自社アプリでの社内ニュースの発信などを課で実施。
そこで積極的に情報をキャッチアップしています。
はい。また、制作依頼に関しては全ての依頼を受けて制作する、ではなく、全体の最適解のため事業部である程度自走できる仕組みや、クオリティチェックをこちらで行う仕組みづくりにも注力しています。
私としては、環境を大きく変えることができただけでなく、事業部での経験を活かしたキャリア構築ができた点を魅力に感じています。キャリアを考えたとき、転職以外の社内でチャレンジするという選択肢があるというのは、働く側にとっても会社側にとっても、成長に繋がる非常に有益な制度じゃないでしょうか。
また、エスプールは幅広い事業を展開しているため、数多くの社内求人が出されているのもグループならではの特徴だと思います。
“自身のやりたいこと”をちゃんと考える必要があると考えています。例えば「キャリアアップを目指して」だったり、「違う部署で自分のスキルをより活かしたい」だったり。もちろん、固まっていない場合は人事に相談しながらでも良いですが、ある程度自分の気持ちや希望が言語化できると良いですね。
自分の選択に責任をもって、覚悟を決めることも重要です。
ただ、同じグループ内で異動しても関係性が断絶するわけではありません。人と人との繋がりを重視するカルチャーが浸透していて、お互いの活躍を見守る空気がありますね。
はい。たまに雑談もしますし、仕事を持ち掛けてくださることもあります。チャレンジする姿勢を大切にしている風土がグループ全体にあるからこそ、自分も心置きなくキャリアチャレンジ制度を利用できたと感じています。
自分の方向性が入社後に変わったり、キャリアに悩んでいる方は、ぜひ選択肢に入れて欲しいですね。